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福島重雄元裁判官らの鼎談

12月3日(金曜)、某法律家の団体の何十周年かの「記念企画」として、自衛隊を違憲と断じた長沼訴訟違憲判決を書いた福島重雄元裁判官と、同事件の弁護団だった榎本信行弁護士、そしてイラク訴訟の弁護団の僕の3人の鼎談が、東京都内でありました。

司会を城北法律事務所の上野弁護士がしてくれました。

福島さんが、大勢の人の前で、こういった形で話をするのは初めてだそうです。

「イラク訴訟の川口さんが話すなら僕もでても良い」と仰ってくださって、出演を決めてくださったとのこと。大変ありがたいことです。

直前には、福島さんから主催者側に対して、「僕が話す時間が長い。僕は川口さんの今の話が聞きたいのだ。昔の人間を引っ張り出してきて、昔の話を聞いてどうする。若い人が今の話をしないでどうするのだ」と厳しいだめだしがあり、質問内容も大幅に変更しました。

全体的には、福島さん、榎本さんに当時の話を振り返っていただいた上で、僕の方で「長沼訴訟違憲判決が、点として存在していたのが、イラク訴訟で線になり、そしてその線は未来へとつながっている。長沼、イラクで生み出された魂を未来につなげていくのは、若い人たちの使命だ」というような、ちょっと大きい話をしてまとめていきました。

最後に、若い人へ向けて、として福島さんからは「自分の頭で考えろ」、榎本さんからは「熱意を持って」とのエールがありました。

自分の頭で考え、熱意を持ってがんばっていきたいと思います。

歴史的な機会に、鼎談相手として立ち会わせていただいたことに深く感謝しています。
by kahajime | 2010-12-30 15:38 | イラク