違憲訴訟を起こした直後に、僕が話していたこと

先日、「違憲訴訟を起こす、ということ」ということで、少し長めに書かせていただきました。

かなり厳しく書きましたが、実際には僕も、厳しいのを覚悟の上で違憲訴訟を起こしてきたので、「違憲訴訟をするな」というつもりで書いたわけではありません。「安易に違憲訴訟をするな」ということを言いたかっただけです。

僕自身が、イラク訴訟を提訴した直後(2004年)に、どんなことを話していたのか、形にしてくれているものがありますので、下記に引用させていただきます。当時、「川口パンフ」という形で、違憲訴訟を検討していた市民の皆さんや弁護士の皆さんにも多く読んでいただきました。

http://www.geocities.jp/iraqoka/sub12-kawaguti-p.html

当時、まだ31歳かそこらの超若輩小僧の弁護団事務局長したが、今から見ても、大きくは間違っていなかった、と思っています。

訴訟毎に特徴が違いますが、その訴訟の特徴に応じた、大きな道筋をしっかり見通して、裁判をしていくことが大事だと思います。

この自分の講演録を読んでいてちょっと思ったのですが、学生運動などを経験した世代と、学生運動などの経験のない僕らやもっと下の世代とでは、経験も、価値観も、言葉も違います(僕も、60年安保はもちろん、70年安保の時にも、まだこの世にいません)。

そこを理解して、若い人達が、主体的に社会問題に関心を持って、そして一歩前へ行動できるように、環境を作っていくことが、「上の世代」の責任ではないかな、と思っています。

上の世代の方々には、「今の若いもんは」と文句ばかり言っていないで、「うまく一歩引いて、そっと後押し」ということをお願いしたいな、と思う次第です。

僕は、名古屋訴訟の内河弁護団長(四日市公害訴訟にも関わった名古屋の重鎮)など、実力と経験を備えた弁護士達が、僕ら若手のがんばりを、あたたかく見守ってくださったおかげで、若い弁護士達も萎縮せず、全力で裁判が出来たのだと思います。

裁判をやると決めたら、「上」の世代の弁護士は、一歩引きながら、全面的に支援する、という「構え」を大きく取ってあげて欲しい、と「元若手」としては願うところです。
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by kahajime | 2013-02-16 23:22 | 憲法