岩波「世界」12月号の特集に拙稿

岩波の「世界」12月号の特集は、「暴走する安全保障政策」。
特集の冒頭は、私の拙稿「国家安全保障基本法は何を狙うか」です。

「国家安全保障基本法」は、集団的自衛権行使を可能とするばかりか、無制限に自衛隊が海外で武力行使(戦争)を行えることに道を開くものです。まさに、「平和憲法破壊基本法」とも言うべき、極めて深刻な法律です。

自民党は、「秘密保護法」のあと、まさに「壊憲」の「真打ち」である「国家安全保障基本法」の制定を狙っています。

私の論文では、自民党の「国家安全保障基本法案概要」の内容について簡潔に言及しています。

また、自民党は、「一変した最近の国際情勢を踏まえて、平成18年から党内で国家安全保障基本法の議論をしてきた」と言っています。
しかし、実は、今からおよそ20年も前の1994年に、防衛庁が内部でこっそり「国家安全保障基本法試案」を作っていたこと、自民党が今回、自分達で作ったと胸を張っている「国家安全保障基本法概要」は、この20年前の防衛庁試案をかなりそのまま「転用」いることを指摘し、自民党が今回作ろうとしているものは、決して「新しい」ものではなく、20年も前の防衛庁が「生みの親」である、という、あまり知られていなかった事実にも言及しています。

このタイミングで、素早く「安全保障政策」についての特集を組んで戴き、その特集のトップに「国家安全保障基本法」を持ってきて下さった岩波さんには感謝しています。

市民の皆さんに少しでも力になれると思って書かせていただきました。

書店で、「世界」12月号、お求め戴ければ幸いです。
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by kahajime | 2013-11-19 02:04 | 憲法