<   2011年 05月 ( 8 )   > この月の画像一覧

子ども子育て新システムのワーキングチームが5月11日に再始動しました。

2月に開かれていこう、震災の影響でずっとストップしていたのですが、一気にネジを巻いてきそうです。

特に、6月の税と社会保障の一体的議論の中に組み込んでいくつもりらしく、法案もないのに、枠組だけ先に既成事実化されないように注意する必要があります。

川田龍平さんのところで、厚労省、文科省、内閣府に確認いただいたところ、拙速には進めない、とは言っていたようですが、突如ワーキングチームの議論をマスコミに流すようにするなど、議論をしたというアリバイを作ろうとしているようにも見えます。

関係各所からの情報を把握しながら、ブログでもその都度問題点を提示していきたいと思っています。
[PR]
by kahajime | 2011-05-15 00:32 | 保育
母子疎開支援ネットワーク「hahako」のブログをご覧下さい。

このネットワークは、「一人でも多くの赤ちゃんお母さん妊婦さんたちを安全な場所に!民間での受入れ情報、空き家や廃校、個人団体といません」として、情報を集約して下さっています。

是非ご覧戴きますようお願いします。

http://hinanshien.blog.shinobi.jp/
[PR]
by kahajime | 2011-05-11 22:39 | 震災
僕ら市民・弁護士が自衛隊イラク派兵差止訴訟を提訴したのは2004年2月。

僕はこの訴訟の弁護団事務局になりました。

名古屋地裁に全国から3268人の市民が原告になり、4年間裁判を闘いました。
そして、2008年4月17日、名古屋高裁は「イラクでの航空自衛隊の活動は武力行使を禁止した憲法9条1項に違反する」という歴史的な違憲判決を出しました。

僕らは法廷で、イラクで行われている事実をとにかく丁寧に伝え、「何千人、何万人が犠牲になっている」という抽象的な「被害」の提示だけではなく、イラクの普通の市民一人一人の人生が、如何にアメリカの「正義」によって踏みにじられていったのかを丁寧に伝えていきました。

その中で、劣化ウランによって、イラクの多くの子どもたちが「被曝」し、白血病の子どもたちが急増していること、多くの障害児が生まれている事実を、映像などを通して伝えてきました。このことは、本当につらい事実でした。

こういった事実の積み重ねが、裁判所を動かし、違憲判決に結びついたのだと思います。

僕たちは、法廷で、アメリカも、日本も、劣化ウラン弾と子どもたちの健康被害の因果関係を認めていない、ということも伝えてきました。

今、福島(あえて、「フクシマ」とは書きません。違憲判決後、僕を講演にたくさん呼んでもらった大好きな県だからです)では、多くの子どもたちが危険にさらされていると言わざるを得ません。

劣化ウラン弾と子どもたちの健康被害の因果関係を否定する人たちが言う「安全」という言葉。

確かに、白血病等の症状は、すぐには出てきません。因果関係の立証が困難です。
だからこそ、政府は平気で「安全」といっているのかもしれません。

イラクではたくさんの命が奪われていきました。
イラク訴訟は、奪われていく命に向き合うつらい裁判だったのです。
二度とこんな裁判はしたくない、というのが本音です。

しかし、福島、その周辺で同じことが生じているのではないか、とても心配です。
健康被害についての裁判などをする必要がないことを祈るばかりです。

この国は、人の命も健康も、生活も「自己責任」の国なのだと思わざるをえません。

子どもを守るのは、自分なんだ、という原点を確認して行動していく他ないのではないかと思います。
[PR]
by kahajime | 2011-05-10 16:49 | イラク
城南信用金庫が「脱原発」宣言。こういう金融機関に預金を移す、という選択肢、大いに「あり」ですね。

デモも大事だとは思うのですが、何より社会の仕組みを変えていくためには、お金の動きを変えていくのがとても大事です。

こういった金融機関が増えていけば、電力会社も、また、国も原発政策を見直さざるを得なくなってきます。

http://t.co/sEn3Mb8

以下は、北海道新聞から引用です。

信用金庫第2位の城南信用金庫(東京)が、福島第1原発の事故を受け、脱原発を鮮明にした節電運動を始めた。ホームページ(HP)上に「原発に頼らない安心できる社会へ」というメッセージを掲載。原発が国内の発電量に占める割合が約3割であることから、自社の電力消費を3年で3割削減する。節電に取り組む顧客向けに金利を優遇した預金や融資の取り扱いも始める。

 メッセージは原子力を「私たちに明るい未来を与えてくれるものではなく、一歩間違えば取り返しのつかない危険性を持っている」と定義。原発への依存度を減らすため、「省電力や代替エネルギーの開発利用に貢献する」と宣言した。
[PR]
by kahajime | 2011-05-03 22:11
ビンラディン容疑者が殺害された、との報道。

しかし、容疑者は飽くまで容疑者であって、殺してはいけない。

えん罪の可能性がある、ということだけではない。

真実が葬り去られ、その事件の背景や経過が全く検証されないことで、同じ犯罪がまた繰り返される。

本当にビンラディンという人物が存在し、今日殺害されたのであれば、今日、歴史的過ちが繰り返されたことになる(なお、ビンラディンという人物自体、もともとアメリカが作った仮想敵であり、実在しない、という説も根強い)。

この情報を聞いて、数年前、ヨルダンに行ったときに、フセイン弁護団から弁護団に入るよう長時間説得されたことを思い出した。

世界各地から弁護士が集まり、大勢に説得され、断るのが大変だった。
弁護団長には、その数ヶ月前日本でも会っているので、なおさらであった。

断りはしたが、弁護団加入をしようかと、本気でぐらついたのが、次の言葉だ。

「たとえ極悪人であろうと適正手続きが保障される法廷で裁かれることが近代司法の根幹だろう。『悪い奴は殺せ』では近代司法の歴史は2世紀後退する。近代司法の後退に君は手を貸すのか。法律家としてそれで良いのか」

刑事訴訟法を学ぶ中で、「適正手続き」の重要性、「手続き的正義」の重要性を叩き込まれた(法曹は、少なくとも司法試験に受かるまではそうだ)。

法曹の端くれとして、「手続き的正義を放棄して良いのか」という訴えは、本当に胸に響き、本気で悩んだ。

もちろん、ヨルダンに行ったのは、イラク訴訟の情報収集が目的で、フセイン弁護団に入ることが目的ではなかったので、最後にはフセイン弁護団に入るのは断った。

「もう記者会見を設定してある」と言われ、困惑したが…。

なお、翌日のエジプト、サウジの新聞には「日本の弁護士がフセイン弁護団に入る」と大きく取り上げられ、日本にもその情報がすぐに伝わり、ヨルダンから「誤報だ」と訂正を依頼した、という後日談付きである。

フセイン弁護団員は、その後何人も、何者かに殺害され、弁護団長自身も、身の危険を感じて後日弁護団を辞任している。

フセインはろくに審理もされず、適正手続きなど全くない中、絞首刑となった。

そしてビンラディンだ。

今日近代司法は2世紀、いや、もっと後退した。

ビンラディンが存在しようがしまいが、本当に殺されたかどうかは別にして、殺された、という事実が既成事実となり、これで「正義が達成された」と宣伝されたことで、近代司法の柱である「手続き的正義」は葬り去られたのである。
[PR]
by kahajime | 2011-05-02 23:05 | イラク
福島県内では、相馬、南相馬、いわき、福島、会津でイラク派兵違憲判決講演をさせていただいた。

南相馬は、原ノ町駅前のホテルで講演をし、夜は海沿いのホテルで宿泊をした。

野馬追いで有名な街ということで、ぶらぶらと歴史と自然を体感しながら散策した記憶が新しい。

今、その南相馬が、震災に加え、原発のことで本当に大変なことになっている。

しかし、そこに本当に多くのボランティアが入り、がれきの撤去などの作業をされている。

南相馬ボランティアセンターによれば、4月30日には500名を超える方が駆けつけている。

イラクボランティアの高遠菜穂子さんも、今、南相馬で汗を流している。

高遠さん含め、多くの皆さんに、こころから感謝したい。

http://ameblo.jp/minamisoma-svc/
[PR]
by kahajime | 2011-05-02 22:02 | 震災
震災直後、大船渡や相馬、いわきの知人の安否確認に追われました。

幸い、皆無事だということがしばらくして分かりましたが、情報が断絶する中、心配をしていました。

大船渡の方は、市の職員の方で、今でも大変な毎日を送られています。

また、相馬やいわきの知人は、イラク訴訟の報告会に呼んでいただいた方々ですが、いずれも原発反対の運動にも関わっていた方々で、今回の原発の事故について、本当に悔しいと仰っていました。

イラク訴訟のスタッフで、神戸の震災ボラからずっと被災地支援の活動を続けていいる女性がいるのですが、彼女が4月初旬に被災地に行き、大船渡の僕の知人にも会ってきてくれました。

その彼女が4月18日夜に名古屋に戻ってこられた日に、二人で食事をしながら、現地の情報(映像など)をたくさん教えてもらいました。

伺った話は、自分の許容範囲を超え、本当に、どう受け止めて良いのか、困難だったというのが正直なところです。

いったい何が出来るのか、まったくつかめない、という状況でした。

僕は、神戸の震災の後に神戸に入っており、被災地障害者センターなどと関わりもあるのですが、今回の地震は、神戸とは全く又次元が違うものだ、ということはよく分かりました。神戸の物差しで見ていてはまったくだめだ、ということも理解しました。

その後、その彼女から、石巻の避難場所の湊小学校(神戸ボランティアグループ、「チーム神戸」が担当)から「長靴が足りない、10足20足では全く足りない、すぐにでも500足くらいほしい」という情報が入ってきました。

被災している方々が、街のがれきの撤去や、自宅あるいは自宅付近の片付けなどをするのに、長靴が必要だ、ということです。確かに、水がついてしまったところの作業には、長靴は不可欠です。

湊小学校自体に300人くらい避難生活をしているのに加え、周辺で半壊状態の自宅で生活している方が3000人から4000人くらいいるとのことでした。

そんななかで、支援物資で長靴があると取り合いになってしまうということも聞きました。

となると、少ない長靴を送るわけにはいかない。

そこで、4月23日(土曜日)、名古屋では著名な近藤産興さんの近藤社長に電話をし、「長靴を500足用意して欲しい」と依頼しました。頼めるのは近藤さんだけだ、という思いがありました。

近藤産興さんは「何でも貸します」というキャッチフレーズで大規模なレンタル業をされているのですが、イラクへの支援や、被災地支援などに積極的に関わってくれている得難い会社です。愛知県弁護士会の人権賞の候補にも挙がり、親しくさせていただいていました。

http://www.kondo-sanko.jp/index.html


近藤社長は、さっそく名古屋市内の長靴の問屋に電話をかけまくり、何と依頼した土曜日のうちに400足を確保してくださいました。

長靴は今品薄で、400足が限界とのことでしたが、品薄な中で、質の良い新品の長靴を400足も一気に確保していただいたことには本当に驚きと感謝で一杯でした。確かに、他のルートで、一定量の長靴は入手が出来ないことがはっきりしました。

近藤産興様、様々でした。

月曜日の朝9時半に近藤産興さんに伺うと、すでに400足が会社においてあり、若い社員の皆さんで発送作業をして下さっていました。

また、一人の若い社員の方は、会社から被災地に派遣されていたとのことで、「被災地の現状が一月経っても全く進んでいない。むしろ固定化されてしまっている」と危機的な現状を深刻に話されていました。

会社が被災地に社員を派遣し、支援に必要な情報を入手してどんどん支援物資を送り込んでいることに本当に驚きました。

近藤産興の社長はじめ皆さん、それからクロネコヤマトの宅急便の皆さんのおかげで、翌火曜日26日の午後2時には、石巻の湊小学校に届きました。

自転車とともに、大抽選会を行うということでした。

長靴代と、送料あわせて70万円強で、その費用について、イラク訴訟の弁護団の弁護士や、同じ事務所の数名がカンパをしてくれたおかげで、僕の負担は30万円程度ですみました。

多くの皆さんに感謝です。

これまで、義援金も結構送ってきました。でも、たとえ1000万円義援金を送っても、現地に届いていないのでは全く意味がありません。

わずか70万円でも、必要なものを必要なときに必要なだけ送る、ということで、そのお金の価値も生きてきます。

今後も現地と情報交換をしながら、出来る範囲でささやかなとりくみをしていきたいと思っています。
[PR]
by kahajime | 2011-05-01 23:29 | 震災
3月23日に、一人一票の最高裁判決がありましたが、内容的には、歴史を前進させる気概の感じられない中途半端な「違憲状態判決」でした。

しかも、明確に一人一票のことを言ってもいない。これまでの各地の高裁判決と比べても、一歩も二歩も遅れている、という印象をぬぐえません。

もちろん、国会に対しての影響力は大きいですから、これを機に、すみやかに選挙区割りや選挙制度改革が実現されることを望みます。

ただし、最高裁が中途半端な判決をだしたことで、中途半端な選挙区割りをしてお茶を濁される可能性が十分あります。

かりに、どんな選挙区割りがなされたとしても、今回の最高裁判決で、「一人一票」の実現をしっかり明示しなかった裁判官に対しては、最高裁裁判官としての役割を果たさなかった、と言わざるを得ません。

今回のお茶を濁す判決のために、一票の格差が大きくなってきたときだけ、お茶を濁す程度に選挙区割りを是正していく、ということを許してしまうことにつながりかねません。

一人一票をしっかり実現させていくためには、次の国民審査で、今回「お茶を濁す」判決を書いた最高裁裁判官に「×」をつけることが大事です。

主権者が一人一票を軽視した裁判官に「×」をつけることで、一人一票を勝ち取り、民主主義を自分のものにしていくことにつながると思います。

これからが民主主義を掴み取るための本当の勝負だと思っています。

☆「一人一票に賛成でない6判事」(千葉、 横田、大谷、岡部、白木、寺田の6判事)

http://www.ippyo.org/index.html
[PR]