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7月1日、安倍内閣は集団的自衛権行使を認める閣議決定をしました。

閣議の内容は、とても従来の政府見解と整合性があるものではなく、論理的にも破綻しています。

閣議決定の内容が憲法の「枠」を踏み越えていることは間違いなく、憲法違反の内容ですから、この閣議決定に依拠して作られていく今後の法律は、すべて違憲の推定が働くことになります。違憲の法律に基づいて行われる行為も違憲の推定が働きます。

ですので、いずれ、いつかの段階で、違憲訴訟が全国各地で起こっていくことでしょう。

この際、2008年4月17日に名古屋高裁で示された、「航空自衛隊のイラクでの活動が憲法9条1項に違反する」という違憲判決は参考になると思います。日本の裁判のシステムの限界から、結論としては敗訴していますが、「規範部分」、特に平和的生存権の要件論は、参考になるのではないかと思います。

もともと、違憲判決自体がほとんど出されない日本の司法の中で、イラク訴訟違憲判決は、高等裁判所で出された唯一の9条に関する違憲判決で、規範としての価値は高いと言われています。

ここに、名古屋高裁イラク派兵違憲判決の判決文要旨(←実際に2008年4月17日、裁判長が法廷で読み上げた、判決文の簡略版)をピックアップします。

あくまで「要旨」であり、判決の一部にすぎませんが、ご参考になさってください。
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by kahajime | 2014-07-04 15:43 | イラク